唐突に遊びに誘うおめぇが好き

私は今不安の波に揉まれている。いつもの如く仕事のことなのだが、今回の不安はいつもと少し違う。というのも、いつと違う仕事が山ほどあるから不安なのだ。忙しいだけならまだいいが、忙しいに加え上手くできるか不安な仕事がいくつかある。一つ目は普通に大きめの仕事。二つ目は会社のシステムの導入の件。そしてもう一つは明日母校で外部講師として授業をしないといけないこと。授業といっても資格関係の問題の解き方や実技のやり方を教えるくらいだが、明日から毎週2コマ分も持たないといけない。学校の手伝いにアドバイス的な感じで手伝ったことはあるが授業ととなると話が違う。そんなこんなで忙しいと不安が入り混じり、最近は暗い部屋で音楽を聞くという絵に書いたような成人男性の生活を送っていた。

会社からの帰り道、今日も帰ってゆっくりするかと思っていたところLINEがなった。

 

飯とカラオケいかん?

 

曜日は水曜日。週の真ん中であり、土曜日まで仕事の私には平日のカラオケはちょっとだるいなという感情をもってはいたが妙に心が高揚した。こう考えると妹の件といい、私の感情はLINEの文ですぐに感情が動いてしまうらしい。私は、ええよ、と返し、夜ご飯とカラオケに行くことに決めた。

 

かれこれこの友達とは何かといってよくいっしょにいる。誘い誘われの関係で一緒にライブに行ったりゲームを遊んだり、様々事をいっしょに過ごしている。距離感がちょどいいなと思うし自然体でいられる気がする。遊ぶ頻度も家が近いとはいえ、毎日なわけでも1ヶ月空くということもなく、本当にちょうどいいのだ。私にガチ恋している人は安心してほしいが男友達である。

 

やはり、仕事終わりの外食といえば豚骨ラーメンだ。何ヶ月かぶりの家系ラーメンを属し、少しにんにく臭い口になりながら飯も早々にカラオケ屋に向かった。長い事DAM派だった私達だったが、今回はJOYSOUNDにしてみた。Vtuber等を筆頭に最近はインディーズの曲が多く私達はそちらの曲を一緒に共有しているフシがある。そのため、DAMと比べるとJOYSOUNDのほうが楽しめる曲数が多く、いつもと違う雰囲気のカラオケを楽しんだ。とはいっても彼の歌う曲がわからないことがよくあったが、それそれで楽しいものだ。4時間二人で歌い切り、こういうときの息抜きはいいものだと感じた。いろんな不安を久しぶりに忘れることができた気がする。週末しか仕事を忘れることができなかったが、明日のことを考えないでいる時間もたまには必要だと感じた。

 

体的にはいい具合の疲れが残ったが心に給油できたのではないか。ストレスだらけの日常をぶっ壊せ。明日もがんばろう、私ならできる。